勉強を「やる」のと同じくらい、何かを「やめる」ことが大切だった
TOEICでスコアを伸ばすには、効果的な勉強の「やり方」を身につける必要があります。
確かにそれは正しいですが、私がTOEIC260点から600点までスコアを上げた経験を振り返って思うのは、

「何をやるか」と同じくらい「何をやめるか」も重要なのでは?
ということです。
社会人の毎日はとにかく忙しい。時間も体力も限られている中で勉強を続けるには、まず無駄を削る必要があります。
この記事では、私がTOEIC600点を取るまでに実際にやめた3つのことを紹介します。
もしあなたが今、「時間が足りない」「勉強が続かない」と感じているなら、きっとヒントになるはずです。
目次
結論:時間と集中力を奪う習慣をやめれば、スコアは必ず伸びる
私がTOEIC600点を取るまでにやめたことは、次の3つです。
- SNSや動画での“無意味な時間つぶし”をやめた
- 学習方法の検索に時間を使うのをやめた
- 「今日は疲れたから何もしない」をやめた
これらをやめたことで、毎日1〜2時間は勉強時間を確保できるようになり、集中力も持続するようになりました。
意志の力ではなく、習慣を変えることがカギでした。
それぞれ、詳しく解説していきます。
1. SNSや動画での“無意味な時間つぶし”をやめた
あなたの大切な時間を奪う最大の敵は、いつも何気なく開いているSNSや動画です。
これをやめただけで、勉強時間が確実に増えます。
XやInstagram、Facebook、YouTubeのショート動画やTikTok…どれも「ちょっと見るだけ」のつもりが、いつの間にか30分、1時間とあっという間に時間が溶けていきます。
時間が溶けるだけではなく、さらに厄介なのは大量の情報を浴び続けることで、脳が疲れてしまうことです。
スマホを使いすぎることで集中力や記憶力が下がり、その後の学習効率も落ちてしまいます。
私はまず、スマホに入っているSNSのアプリを全て削除しました(アカウントは残しました)。
アプリを消したとしても、ブラウザではSNSや動画を見れてしまうので、iPhoneのスクリーンタイムを利用して物理的にサイトにアクセスできないようにしました。
もともとNetflixやAmazonプライムなどをスマホで見る習慣はありませんでしたが、それらのアプリが入っている場合も消してしまいましょう。
スマホでは暇つぶしができないように、つまらない道具にすることが重要です。
ホーム画面にアプリがないので、ちょっとした休憩の時に無意識にSNSを見てしまうことがなくなりました。
その時間を英語の勉強に充てるようにした結果、1日1〜2時間ほど勉強時間が増えました。
SNSや動画は、“気づかないうちに、あなたの大切な時間を奪う”恐ろしい習慣です。
勉強時間を確保したいなら、意思の力に頼らず”仕組み”を変えましょう。
👉🏻やることリスト:スマホからSNSのアプリを全て削除しましょう。
2. 学習方法の検索に時間を使うのをやめた
「もっと効率のいい方法があるはず」「自分に合うやり方がきっとある」と信じて、延々と検索してもスコアは伸びません。
大切なのは「勉強のやり方」ではなく、「どれだけ勉強するか」です。
行き詰まりを感じたとき、不安になってしまい「もっと良い方法があるのでは」と思って、YouTubeやブログで学習方法を探したことはありませんか?
そして気づけば、1時間以上が経過…。そんな経験、きっとあるはずです。
でも、どんなに効率的な学習方法を知っても、それを行動に移さなければ意味がありません。
検索している時間に単語を10個覚えた方が、スコアアップに近づきます。
私もかつて、もっと効果的な学習方法や教材を探し求めて、検索や動画視聴に多くの時間を費やしていました。
けれど、どのサイトや動画を見ても、だいたい同じようなことしか書いていません。
その時に、「これは、勉強から逃げているだけだ」と気づいたんです。
そこからは、すでに持っていた「銀のフレーズ」「TOEIC公式問題集」「キク英文法」の3つの教材+スタディサプリに絞り、繰り返し勉強するようにしました。
あなたにも、「これだ」と思える勉強法がすでにあるはずです。
もちろん、まったく方向性が決まっていないなら、最初に少しだけ調べるのはOKです。
ですが、簡単にスコアアップできる魔法のような方法は存在しません(万が一、そんな方法を見つけたら疑ってください)。
検索に使う時間を、まるごと勉強時間に変える。
それだけでスコアは確実に変わってきます。
ベストな学習方法を探すより、今持っている教材を信じてやり切ることのほうが、圧倒的に効果があります。
検索をやめれば、迷いがなくなり勉強に集中できるようになります。
👉🏻 やることリスト:今の学習方法を信じて、そのまま手を動かしましょう。
3. 「今日は疲れたから何もしない日」をやめた
どんなに疲れていても、1日5分は勉強をすることをルールにしました。
「何もしない完全に休む日」を作ると、「明日がんばればいっか」という気持ちがクセになってしまい、習慣化ができなくなります。
学習の成果は、日々の積み重ねで決まります。
コツコツ毎日地味な努力を続けることが、目標に近づく唯一の方法です。
だから、どんなに少なくてもいいから、“勉強を続けている状態”を維持することが大切です。
習慣が途切れてしまうと、勉強を再開するまでに何倍ものエネルギーが必要です。
再開できればまだいいですが、そのまま辞めてしまうというのが一番もったいないです。

私がTOEIC400〜500点代の頃の学習記録です(スタディサプリEnglishを使っていました)。
疲れて勉強したくない日は、スマホで単語を10語だけ復習する、5分の動画を1本だけ見るなどの“超ミニマムメニュー”を用意していました。
連続学習日数を途絶えさせないように..!と手段が目的になっていたこともありますが、結果的に学習の習慣化に成功しました。
「休む日を作らない」と言っても、毎日絶対1時間!という話ではありません。
“ゼロの日を作らない”ことが継続のコツです。
👉🏻 やることリスト:5分でできる勉強メニューを準備しておきましょう。
まとめ:やめることで、時間も意志も取り戻せる
TOEICの勉強が続かない、時間が取れないと悩んでいる人は多いです。
その状況を変えるのは「意思の力に頼ること」ではなく、”やめること”でした。
改めて、私がやめた3つのことを振り返ります。
- SNSや動画での“無意味な時間つぶし”
- 終わりのない”学習方法の検索”
- 勉強時間ゼロ分の”何もしない日”
これらをやめたことで、毎日コツコツと勉強を積み重ねることができ、TOEIC600点を達成できました。
もし今あなたが、「頑張りたいのに時間がない」と感じているなら、まずは“何かをやめる”ことから始めてみてください。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
とみいち