「TOEIC600点なんて、いつ取れるんだろうか..」と感じているあなたへ

「TOEIC600点って、どれくらい勉強すればいいの?」
「本当に○○までに、600点取れるんだろうか...?」
「目標を決めたはいいけど、いつ達成できるのか分からない…」
もしあなたがこんな不安を感じているなら、この記事を読んでください。目標までの道のりがみえることで、どのくらい学習時間を確保すれば良いかわかるようになります。
この記事では、TOEIC600点を目指す社会人が「どのくらいの期間で達成できるのか」を明確にし、今日から迷いなく行動できるようにしていきます。
目次
結論
仮にTOEIC250点から600点を目指すなら、およそ800〜900時間の学習時間が必要です。これを前提に、以下の3つのポイントに分けて解説します:
1.なぜ800〜900時間が必要なのか?|根拠と考え方
2.どのくらいのペースなら続けられるか?|現実的なスケジュール
3.勉強時間を最大化するには?|時間のつくり方と使い方
1.なぜ800時間が必要なのか?|根拠と考え方
TOEICスコアアップには「100点あげるために200時間以上の学習時間」が目安になります。例えば、250点から600点を目指すなら、単純計算で約800~900時間が必要です。
この時間の根拠としてよく用いられるのは、以下の表です。この表は、ある学生の現在の点数をある目標レベルまで上げるのに必要な平均学習時間数の概算を示しています。
私のように英語の基礎が十分でなく、さらに学習することに慣れていない場合には、1日2〜3時間勉強しても、数ヶ月で成果が出ることはないことを知っておく必要があります。
現在のスコア / 目標スコア | 350 | 450 | 550 | 650 | 750 | 850 | 950 |
250 | 200 | 425 | 700 | 950 | 1150 | 1450 | 1750 |
350 | 225 | 450 | 700 | 950 | 1225 | 1550 | |
450 | 225 | 450 | 700 | 975 | 1300 | ||
550 | 225 | 450 | 725 | 1050 | |||
650 | 225 | 500 | 825 | ||||
750 | 225 | 600 | |||||
850 | 225 |
仮に1日3時間毎日勉強したとすると、800時間に到達するまで9ヶ月以上かかることになります。もっとがんばって、平日3時間・週末6時間勉強したとしても、7ヶ月以上かかります。
あくまでも目安にはなりますが、学習時間がどのくらい必要なのかを見積もっておくことは重要です。なぜなら、目標に到達していないのは、学習時間が足りていないだけだと考えることができるからです。
教材などで「1日○時間でOK」や「3ヶ月で600点」などの魅力的なフレーズに惑わされないようにしてください。
600点達成に必要な期間は、「現状のスコア」と「1日に費やすことができる学習時間」によって決まることを忘れないでください。
👉やることリスト:まずは、公式問題集を使って、ご自身の現在のスコアを確認してください。現在のスコアから必要な勉強時間を見積もりましょう。
2.毎日どのくらい勉強したらよいか?|現実的なスケジュール
800時間という大量の勉強時間も毎日の積み重ねで必ず達成することが可能です。そのためには、1日の学習時間を決めておく必要があります。
学習時間を決めずに「とにかく、たくさん勉強する」と決めたとしても、忙しい社会人には限界があります。「たくさん」のように抽象的な表現を使うと目標を達成するまでの期間が曖昧になったり、勉強したりしなかったりということが起きて、挫折につながるおそれがあります。
大切なのは毎日どれくらいの時間を確保できるかを冷静に見極めることです。
たとえば以下のようなパターンが考えられます:
- 1日1時間×週6日 → 約2年半(約33ヶ月)
- 1日2時間×週6日 → 約1年3ヶ月(約16ヶ月)
- 1日3時間×週6日 → 約10ヶ月
1日2〜3時間ほど学習時間を確保することができれば、約1年で600点を目指すことができます。もちろん、現在のスコアが400点、500点であれば、もっと早く到達することができます。
余談ですが、800時間を基準にして「3ヶ月で600点を目指す」となると毎日9時間ほど勉強する必要があるので、現実的ではないことがわかります。
TOEIC600点を達成するには「自分にとって無理のない学習時間」を見極めて、それを“毎日積み上げる”しかありません。
👉やることリスト:1週間のスケジュールを見直して、平日・休日ごとに学習時間を決めてください。勉強にも慣れが必要なので、最初から飛ばしすぎず、“現実的に続けられる”時間で設定しましょう。
3.学習時間を確保するには?|時間のつくり方と使い方
忙しい社会人が800時間以上もの学習時間を確保するためには、スキマ時間の学習を組み合わせることを意識する必要があります。
社会人の方は学生のようにまとまった学習時間をとることが難しいのではないでしょうか。しかし、「時間がない」と言ってしまっては勉強が進まず、目標に近づくことはできません。
「時間がない」ではなく「どうしたら時間を確保できるか」と視点を変える必要があります。朝起きてから家を出るまでの時間、通勤時間やちょっとした空き時間、帰宅してから寝るまでの時間、どのように過ごしているでしょうか?
1日の生活を見直すことで、1日1〜2時間は捻出できるはずです。
確保した学習時間に何をするかは、あらかじめ決めておくと良いです。
- 通勤中は、単語学習の時間にあてる
- お昼休みは、文法問題を5問解く
- 帰宅後は、リスニングの問題を解く
- 休日の午前中には、文法の勉強を2時間する
こういった“スキマ時間の積み上げ”が、結果的に大きな差になります。
時間がある日だけではなく、忙しい日にもスキマ時間を活用して継続することで、大量の学習時間を確保することができます。
👉やることリスト:明日からの1日の中で「5分単位でできること」を書き出してみましょう。勉強を継続するためには、内容と時間を決めて”仕組み化”しておくことが大切です。
まとめ|800時間が見えれば、迷いなく続けられる
TOEIC600点までに必要な勉強時間は、800〜900時間です。果てしなく長いと感じるかもしれませんが、逆に言えば「800〜900時間きちんと積み重ねれば、必ず届く」とも言えます。
そのためには、
1.必要な学習時間を正しく見積もる。
2.自分に合った毎日の学習時間を決めておく。
3.勉強を積み重ねるための工夫をする。
この3つが欠かせません。
人は目標を明確にすることで、動くことができます。「いつかやる」ではなく、「〜までに達成する」と期限を決めて、前に進んでいきましょう。
最後まで読んでくださり、ありがとうございます。
とみいち